児童理解を深め、子どもたちのより良い関係性を高める方法を模索するために、私たち職員も努力を重ねています。学習指導はもとより、子どもたちの認め合い高めあう力を磨いていくことも大切な教育です。まずは、各クラスの担任の願いや思いを出し合って、素晴らしい学級をつくっていくために何ができるか、職員で話し合いを進めました。
また、外部から講師を招いて、SSE(ソーシャルスキルエデュケーション)について、研修を行いました。これは、自己を開示しながら、ともに心を寄せ合い、ペアやグループで、様々な体験や取り組みを行います。その中で、お互いに声を掛け合い、よりよい人間関係はどのようなものかを、学んでいくというものです。
例えば、自分の思う短所を紙に書きます。それを他者が、別の見方から長所に置き換えてあげるワークを行いました。
優柔不断という短所が、実は慎重で思いやりがある人柄を示していたり、落ち着きのなさと思われた短所が、好奇心旺盛で積極性の表れであることなどを、価値づけていきます。他者のことばで短所は新たな個性と変わります。人は人の思いやりあることばで嬉しさや勇気を与えられるものであることを実感できました。
私たちが学んだものを、是非子どもたちにも伝えてあげたいと思う研修会でした。